【Spring Boot】SpringアプリケーションをAWS環境にデプロイする(概要②)

SpringアプリケーションをAWS環境にデプロイする(概要②) インフラ
スポンサーリンク

はじめに

こんにちは。みどりがめです🐢

この記事では、Spring BootアプリケーションをAWS環境にデプロイするまでの概要を記載していきます。本記事の内容でざっくりと全体像を掴むことで大まかなフローを掴むことはできると思います。

本記事は2編構成で、後編ではミドルウェアのインストールからSpringアプリケーションのデプロイまでを行っていきます。

前編は下記よりご確認ください!

以下にAWS学習におすすめのUdemy講座をまとめています。是非、ご覧ください。

構築概要

本記事では、以下のインフラ図の状態を目指して構築していきます。あくまでサンプルですのでドメインは習得せずに、パブリックIPアドレスでそのままアクセスします。
ざっくりとした構築手順としては以下の通りで、後編では赤字部分を記載しています。
・VPCの構築
・EC2の構築
・RDSの構築
・EC2へのミドルウェアのインストール(Apache,Tomcatなど)
・Springアプリケーションのデプロイ

インフラ概要図

EC2へのミドルウェアのインストール

SSHでサーバーにログイン

ターミナルを起動し以下のコマンドを打ち、EC2サーバーにログインします。
初めて接続するサーバーの場合、本当にアクセスするか確認があるので「yes」をタイプしましょう。

# 権限の変更
chmod 600 (秘密鍵のファイルパス)
# SSHでEC2にログイン
ssh -i (秘密鍵のファイルパス) ec2-user@(パブリックIPアドレス)

Apacheのインストール

以下をターミナルに入力し、Apacheをインストールしていきます。

# apacheのインストール
sudo yum -y install httpd
# apacheの起動
sudo systemctl start httpd.service
# apacheの起動確認(activeと表示されるか確認)  
sudo systemctl status httpd.service
# サーバー接続時に自動でapacheが起動するよう設定
sudo systemctl enable httpd.service

パブリックIPアドレスをブラウザに貼り付けて、以下のようにApacheの画面が表示されればOKです。(表示されない場合、EC2インスタンスのセキュリティグループ(インバウンド)の設定を確認してください。)

Apacheの起動画面

Tomcatのインストール

以下をターミナルに入力し、Tomcatをインストールしていきます。

sudo yum install tomcat(-バージョン指定(省略可))
# ブラウザで確認するためにadmin-webappsをインストールする。
sudo yum install tomcat-webapps admin-webapps
# Tomcatの起動
sudo systemctl start tomcat
# 自動起動設定
sudo systemctl enable tomcat.service

パブリックIPアドレス:8080をブラウザに打ち込み、以下のようなTomcatのウェルカムページが表示されればOKです。(表示されない場合、EC2インスタンスのセキュリティグループ(インバウンド)の設定を確認してください。)

Tomcatの起動画面

postgresqlのインストール

以下のコマンドでpostgresqlをインストールしていきます。

# クライアントソフトの確認
sudo yum serch postgresql
# 上記コマンドの表示結果と同じバージョンのpostgresqlをインストールする
sudo yum -y postgresql.x86_64

以下のコマンドでpostgresqlに接続します。

psql -h (RDSのエンドポイント) -U postgresqlのユーザー名

パスワードを入力し、以下のように表示が変われば接続完了です。
アプリケーションに必要なDB,テーブルの構築を行いましょう。

postgres=>

Springアプリケーションの設定

デプロイするSpringアプリケーションのapplication.propaties(application.yml)のDB接続先情報を編集します。

    driverClassName: org.postgresql.Driver
    url: jdbc:postgresql://(エンドポイント):5432/(DB名)
    username: (ユーザー名)
    password: (パスワード)

プロジェクトを右クリック > 実行 > Mavenビルド でアプリケーションをjarファイル化します。作成されたjarファイルはtargetフォルダに格納されます。

Tomcatへの配置、実行

scpコマンドとmvコマンドを使用して、上記で作成したjarファイルをtomcatのwebappsフォルダ内に配置します。
(Tomcatのホームディレクトリは/usr/share/tomcatです。)
その後、以下のコマンドを打てばアプリケーションが起動し表示されます。

java -jar ファイル名

終わりに

以上で本記事は終了となります。お疲れ様でした。最後までご覧いただきありがとうございました。
前編も、もしよろしければご覧ください。

本記事作成までの学習として、下記のUdemyの教材に大変お世話になりました。
手順だけではなく、サーバー、ネットワーク関係の基礎知識も説明してくれておりおすすめです。

引き続き、プログラミングについて定期的に発信していきますのでよろしくお願いします!
また、もしよろしければtwitterもフォローしていただけると嬉しいです!🐢

コメント