アクティビティ図を作成して運用フロー分析を行う

アクティビティ図を作成して 運用フロー分析を行う 要件定義
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はじめに

ぴんくうさぎ
ぴんくうさぎ

初めての要件定義!!わくわく♫

ユースケース図が作成できたけれど次は何すればいいんだ..??

みどりがめ
みどりがめ

登場人物、システムの運用フローを明確にするための運用フロー分析を行っておくと良いよ!

今回は運用フロー分析での具体的な成果物となる「アクティビティ図」について学んでいこう!

ユースケース分析については以下の記事で解説しています。よろしければご覧ください。

運用フロー分析とは

登場人物、システムの運用フローを視覚的に図化し、隠れた要件や課題等を分析することを指します

運用フロー分析の目的

運用フロー分析の目的は以下の通りです。これらを達成できるならば運用フロー分析としては、十分達成できていると考えられます。

  • 運用フローの可視化
    アクティビティ図を使用することで、運用フローを視覚的に可視化することができます。これにより、運用プロセスやフローの全体像を把握することができます。
  • プロセス理解と分析
    運用プロセスや手順、アクションなどの詳細を明確にし、プロセスの理解を深めることができます。また、分析を通じて、改善のための問題点やボトルネックを特定することができます。
  • プロセスの効率化
    フロー内の無駄な手順や重複を特定し、プロセスの効率化を図ることができます。これにより、作業時間やリソースの削減、生産性の向上などの効果が期待できます。
  • リスクの特定と管理
    運用フロー分析によって、リスク要因やエラーハンドリングのポイントを特定し、リスクの管理や予防策の策定に役立てることができます。また、予期せぬトラブルや障害に対する対応策の検討も可能です。

アクティビティ図

アクティビティ図(Activity Diagram)は、UML(Unified Modeling Language)の一部であり、ビジネスプロセスやシステムの動作フローを視覚的に表現するための図です。アクティビティ図は、プロセスやアクション、制御フロー、条件分岐などの要素を使用して、システムやプロセスの振る舞いを視覚的に表現します。

例として、タスク管理システムのアクティビティ図を以下に示します。
今回の例は管理者がタスクを登録〜タスクが完了するまでの流れを示しています。
ユースケース図は以下の記事を参照してください。

アクティビティ図

アクテビティ図の主な記号は以下の通りです。

  • アクティビティ(Activity): プロセスのステップやアクションを表す長方形の形状です。アクティビティは、具体的な作業やタスクを示し、フローチャートのステップに相当します。
アクティビティ
  • 開始点(Initial Node): プロセスの開始点を表す小さな黒い円です。プロセスの開始地点を示し、フローの始まりを示します。
開始点
  • 終了点(Final Node): プロセスの終了点を表す小さな黒い円です。プロセスの終了地点や終了条件を示し、フローの終わりを示します。
終了点
  • フロー(Flow): アクティビティ間の制御フローを表す矢印です。フローは、アクティビティの実行順序や制御の流れを示します。
フロー
  • デシジョン(Decision)/マージ(Merge): 条件分岐または分岐したフローの統合表すダイヤモンドの形状です。デシジョンは、条件の評価結果に基づいてフローの進行方向を変更します。マージは、複数のフローが再び一つに統合されるポイントを示します。
デシジョン

終わりに

本記事はここまでとなります。

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